人材業界に興味がある人
- 就職先として人材業界が気になっているんだけど、実際のところどうなんだろう?
- 良いことだけでなく、辛さや難しさも知りたい。
- どんな人が人材業界に向いているのかも気になる。
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、2014年に人材業界の求人広告会社に新卒で入社。
リクルートを中心とした求人サイトの営業職として約4年間働いていました。
結論、きつくて辛い面もあるけど、やりがいが大きい仕事だと振り返って思います。
✔︎本記事の内容
②人材業界の「魅力」
③人材業界の「つらさ」
④人材業界に「向いている人」
⑤人材業界を志望する新卒学生におすすめの「就活サービス」
⑥人材業界を志望する社会人におすすめの「転職サイト」
この記事では、上記について実体験をもとにお話していきます。
※「人材業界への転職」を中心に情報収集している方は、『人材業界への転職で押さえておくべき5つのポイントと求人の探し方』をご参考ください。
多少キツくても、仕事を通じてビジネスパーソンとして・人間として成長したいという方は、ぜひ参考にしてみてください!
そもそも人材業界とは?
業界の魅力や辛さの話の前に、そもそも人材業界ってどんな業界なのかを知らないことにはイメージが湧かないかと思うので、その点を簡単に解説します。
人材業界をひとことで言うと、
「人」に関するビジネスを複合的に行っている 業界です。
人材業界には大きく3つの領域がありまして、
①人材採用 ⇒求人サイト、人材紹介、人材派遣など企業の採用支援
②人材活用 ⇒研修・教育、人材管理、福利厚生など人材活用支援
③再就職支援⇒主に中高年の非自発的な退職者を対象にした再就職支援
「人を集める」「人を紹介する」「人を育てる」「人を評価する」など、
人に関する支援を行うのが人材業界の担っている領域です。
これについては、図解で人材業界がよく分かるノートで詳しく解説されているので参考にしてみてください。
働いて分かった、人材業界の「魅力」
約4年間、人材業界の求人広告会社で営業をしていた僕ですが、
僕が感じる業界の魅力は大きく3つです。
様々な業界・業種の人との関わりがある
これはよく言われることですが、本当にそうですね。
僕が担当した業界は、挙げたらキリが無いですが一例を出すと、
・IT業界
・自動車業界
・出版業界
・不動産業界
・コンサルティング業界
など多岐にわたっていたため、色んな業界の知識がつきました。
人材業界にいると、嫌でもそういった情報が社内外から入ってくるので、ビジネスや世の中の動きに興味がある人にはおすすめの環境です。
経営者相手に提案、折衝する機会が豊富
僕がいた「求人広告」の営業では、採用支援のために転職サイトや就活サイトなどを企業に提案するのですが、提案相手が人事や経営者になります。
採用というのは、その企業にとって非常に重要な経営戦略の一つ。
なので社長や取締役といった経営陣が直接、採用の方法を人材会社から話を聞くというのはザラにあるわけですね。
僕自身求人広告の営業時代、社長にアポを取って訪問したとき、
「これから会社をこうしていきたい」
「会社を立ち上げたきっかけ?それはね..」
こういった社長のビジョンや会社設立の背景などを、経営者から直接話を聞くこともあり、とても学びが大きかったです。
経営者との仕事は、他の業界ではなかなか得られない経験だよなーと、振り返って見て感じますね。
ただ経営者を相手にひるまないためには知識がないと厳しい面もあったので、グロービス学び放題で経営の基礎知識をつけたりと、勉強は頑張りました。
人材業界の経験者は、転職の際に評価(市場価値)が高め
人材業界に就職しようか考えている人に言うのもなんですが、
この業界で2,3年経験していれば、転職のときに評価が高いです。ほぼ間違いなく。
なぜなら、営業スタイルが無形の商材かつ法人向けだからです。
さらに、新規開拓も行うケースが多く、企業はそういった経験がある人材を求める傾向が強いんです。
『営業職の市場価値』
法人営業 > 個人営業
無形営業 > 有形営業
新規営業 > 既存営業求人案件数の数や年収を上げたいという場合、基本的には左側の経験者の方が有利になる場合が多いです。
※全ての企業がこれに当てはまるわけではございません。
— 梅田翔五_キャリア呟きがち (@job_and_life) October 8, 2018
以上のような魅力があります。
ちなみに僕が働いていたのは人材業界の人材採用支援の会社なのですが、就職エージェントneoというエージェントを利用して、そこから紹介してもらった会社でした。
就活で人材業界を受けたい方は、おすすめですので利用してみてください。
働いて分かった、人材業界の「つらさ」
ここまで人材業界の魅力をお話ししましたが、辛い面も多々あります。
人材業界は激務?ホワイト企業は少ない?
人材業界は激務と言われますが、あながち間違っていません、、!
個人の裁量なので早く帰ることはもちろんできますが、提案資料を作ったりと準備を入念にするのでそのための時間がどうしても必要になるんですね。
ただ、これは担当する仕事内容や会社にもよるので一概には言えないです。
早く帰る人は帰るので。結局は個人次第です。
ホワイトかブラックかでいうと、ごめんなさい、企業によるとしかいえないです・・
会社によって社風がまったく違うので、そこは人材業界だからどうというのは無い印象でしたね。
人材業界は成果主義?
これは間違いなくそうです。
成果を出してナンボなので、結果が出ないとかなりツラいです。
逆に言えば、結果を出せば給料や役職も上がりやすいのでそういう環境が良いという人にはピッタリですね。
働いて分かった、人材業界に「向いている人」
ぶっちゃけ向いてるかどうかは、本当にやってみないと分からないというのが僕の結論です。
2年やっても成果がパッとしなかった人が、3年目で飛び抜けた売上を叩き出す人もいるくらいです。
逆に最初は良かったけど尻すぼみという人もいたりするので、どんな人が向いてるかというのは分からないですね。
ただ、
・結果に貪欲
・相手のために何とかしたい
という気持ちが強い人は成果を出している人が多かったなーと感じます。
自分の中で確固たる意志がある人は、結果を出すために考え抜くので、それが成果に繋がっていなーと。
自分が向いているかを判断するには、まず自分を知ることが近道。
自己理解のために僕が使ったツールの一つが、無料の適性検査です。
適性検査とは、自分がどんな仕事に向いているのかを教えてくれるサービス。
社会人のおすすめは、MIIDASです。(就活生向けも以下で紹介しています)
MIIDAS(ミイダス)は、適性検査に加えて自分の市場価値(適性年収)も教えてくれます。
- 無料で利用可能
- 自分の適正年収が分かる
- 転職する際の年収の目安が分かる
ちなみにリクナビNEXTグッドポイント診断も、自分の強みや適性が診断できますよ。
どちらも完全に無料ですし、適性検査はとても役に立ったのでぜひ使ってみてください。
就活生の方は、キミスカとOfferBoxで自分の強みや職務適性の診断が無料でできるので、一度試してみてください。
<キミスカ適性診断イメージ>
キミスカ公式サイト:https://kimisuka.com/
<OfferBox適性診断イメージ>
OfferBox公式サイト:http://offerbox.jp/studentlp/?aid=1267
人材業界を志望する新卒学生におすすめの「就活サービス」
就活生で人材業界を志望するなら、リクナビやマイナビだけだと心もとないので、
『″就活サイトに載っていない″隠れ優良中小企業を見つける5つの方法』で紹介している方法を活用してみると幅広く情報が得られます。こちらも参考にしてみてください。
ちなみに僕が人材業界を志望していた学生時代に使っていたのは、上記の記事にも書いてある『就職エージェントneo』という新卒就活エージェントです。
そこから紹介してもらった人材業界(求人広告)の会社に内定し、入社に至ったこともあるので、人材業界を志望している学生なら就職エージェントneoはおすすめですよ。
就職エージェントneo公式サイト:https://www.s-agent.jp/lp/asp/index2.html
人材業界を志望する社会人におすすめの「転職サイト」
人材業界に転職するなら、『リクナビNEXT』に多く求人が載ってるので、チェックしてみてください。
業種は「職業紹介・人材派遣」、職種は「営業」で調べると出てきやすいです。
もしくはフリーワードで「人材」といれるのもアリですね。
登録しておけばスカウトをもらうこともできるので、リクナビNEXTに登録してみてください。
具体的な転職方法は、
『“人材業界への転職”で押さえておくべき5つのポイントと求人の探し方』で詳しく解説しているので、あわせて参考になれば幸いです。
おわりに:人材業界はやめとけという意見はスルーしてOK
人材業界は、キツい面も多いけど、やりがいが十分にある環境だと思います。
実際僕自身、約4年経験して色々なことを学びました。
人生の財産だなあと。
この記事を見て、少しでも人材業界について理解を深められていたら嬉しく思います。
≪人材業界への転職方法はこちら≫
“人材業界への転職”で押さえておくべき5つのポイントと求人の探し方
≪就活生の方はこちらもどうぞ≫
一挙に紹介!ジャンル別おすすめ就活サイト20選。【一覧まとめ】
Twitterでも定期的に人材業界のことをつぶやいてたりするので、ご興味あれば見てみてください。
それではまた!