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あなたの上司はどのタイプ!?コミュニケーションタイプ別、《上司との付き合い方》

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会社は、色んなタイプの人間が集まっているところ。

「この人とはソリが合う・合わない」

っていうことが必ずありますよね。

それは上司との関係性でもそうで・・

「せっかちでよくイライラしてる」

「表情が常に一定で何を考えているか分からない」

→上司と上手にコミュニケーションを取るのが難しい!

そんな経験、誰もがあるのではないでしょうか。

今日は、上司とのコミュニケーションを上手に取るための、

「タイプ別対処法」について書いていきたいと思います。

そのヒントが、「ソーシャルスタイル理論」

という考え方に隠されています。

それでは、見ていきましょう。

 

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ソーシャルスタイル理論とは?

「ソーシャルスタイル理論」は、心理学者のカール・ユングが唱えた

「性格分析論」からはじまり、1968年に産業心理学者であるディビット・メリルと

ロジャー・リードによって確立された概念です。

人間の社会的態度の傾向を「感情」と「思考」の2軸を使って4つに分別し、

その違いを認識することで対人関係を向上させるために活用される考え方です。

企業では、特に営業職の人が相手のタイプに合わせてコミュニケーションを

変えるときに使うことも多いですね。

さて、ソーシャルスタイルは「自己主張」「感情表現」の大小によって、

「ドライビング」「エクスプレッシブ」

「アナリティカル」「エミアブル」

この4つに分類されます。

■「ドライビング」driving

→自己主張が強く、感情表現少なめ

■「エクスプレッシブ」expressive

→自己主張が強く、感情表現大きめ

■「アナリティカル」analytical
→自己主張が弱く、感情表現も少なめ

■「エミアブル」emiable

→自己主張が弱く、感情表現大きめ

それぞれの特徴と、対処法について

ドライビング(自己主張強・感情表現少)

企業の社長に多いタイプです。

仕事では、いかに最短距離で目標に到達

できるかを常に考え、感情より結果を重視します。

結論から、端的に話さないとイライラするタイプですので、

冷たく厳しい印象を持たれがちなタイプです。

このタイプを苦手とする人は非常に多いです。

その代わり仕事が猛烈にできる人が多いですね。

■特徴
・感情は出さないが、メリハリ、力強さのある話し方をする
・しっかり相手の目を見ながら話す
・短めの言葉で、ハッキリ断定的に話す
・キビキビとして、ダイナミックな印象
・白黒をはっきりさせ、決断と行動がスピーディ
・大枠を掴んだら、どんどん進めていく
・より短い時間で、より良い結果を出そうとする
・「人」より、仕事などの「事」に興味を示す

■有名人だと・・・
・織田信長
・小泉純一郎
・ビートたけし
・三木谷浩史(楽天社長) など

※あくまでイメージです

■漫画ワンピースのキャラだと・・・

・クロコダイル

・ドフラミンゴ など

■このタイプの弱み
仕事を抱え込んでしまう
・クリティカルシンキング
→思い込みで動いてしまうことがある
・アクティブリスニング
→思いついた答えが邪魔をして、それを言わないと気がすまない
・チームビルディング
→仲間を鼓舞する言動に欠ける
・盛り上げ役に不向き

■相性
○:アナリティカル・目上のエミアブル
△:ドライビング・目下のエクスプレッシブ
×:目下のエミアブル・目上のエクスプレッシブ

■このタイプと付き合うときは・・・
・準備をちゃんとする
・重要なもののみ出す
・無駄を省く
・単刀直入にポイントをつく(それが彼の考えとあっていること)
・能力を見せる
・締め切りを守る
・結果を断言する
・指示に従う(やり遂げる)
・結果を褒める
・ネガティブな反応は×
・前置きが長いと×
・他に比べて「ここがお得」「ここが優れている」を協調
・多少リスクがあっても構わない
「今なら安い」
「○○がついてくる」
「画期的な新技術」

エクスプレッシブ(自己主張強・感情表現大)

楽しさを最も重要視し、細かいことは気にせず

盛り上がっていこう!というタイプです。

■特徴
・言葉・声・態度などすべてを使い、豊かに主張し、感情を表現する
・しっかりと視線をとらえ、感情を込めてアップテンポで話す
・まわりを巻き込むような説得力のある話し方
・明るく、自信があり、直観的かつ直感的な印象
・直感的に決断するので、即決即断
・皆をその気にさせ、楽しませることが得意
・細かいことにとらわれず、いいノリの中で、楽しく、にぎやかにことを進める
・まずは強い人間関係を築くことにエネルギーをかける

■有名人だと・・・
・豊臣秀吉
・明石家さんま
・アンタッチャブルの山崎 など

※あくまでイメージです

■漫画ワンピースのキャラだと・・

・ルフィ

・ウソップ

■このタイプの弱み
・クリティカルシンキング
→思い込みで動いてしまうことがある
・アクティブリスニング
→思いついた答えが邪魔をして、それを言わないと気がすまない
・設計力
→方針は決めるが、細部を詰めるのが苦手
・予定や進行などの管理に不向き

■相性
○:エミアブル・目下のアナリティカル
△:目上のドライビング・エクスプレッシブ
×:目下のドライビング・目上のアナリティカル

■このタイプと付き合うときは・・・
・世間話から入る
・楽しい雰囲気
・説明も短く
・花を持たせる
・自尊心をくすぐる
・気合を見せる
・持ち上げる(とにかく褒める)
・前置きが長いと×
・結論を短く(論理的でなくても可)
・楽しそう、華やかな企画なら多少リスクがあっても構わない
・ねばりは有効
・セールスの場合
「土日には御家族そろって試乗会」
「夢と魔法の王国」

アナリティカル(自己主張弱・感情表現少)

SE(ITエンジニア)や、研究者、経理職の人に多いタイプです。

対外的な関係よりも、物事に興味を示しやすく

やるべきことはきっちりやる人に多いです。

■特徴
・感情を出さずに、穏やかな声で、間を取りつつ、淡々と話す
・身振り手振りはあまり使わず、視線もはずすことが多い
・論理的で、秩序だった話し方をする
・冷静で、フォーマル、ビジネスライクな印象
・考え深く、慎重
・細かなことも見落とさない
・時間をかけ、過程を大事にしてことを進めていく
・人間関係より、仕事、課題に興味を示す

■有名人だと・・・
・明智光秀
・野村元監督
・タモリ
・ホリエモン

※あくまでイメージです

■漫画ワンピースのキャラだと・・

・ニコ・ロビン

■このタイプの弱み
・実行力
→細部にこだわりすぎて、前に進めない
(決断をしない、石橋をたたいて壊す)
・指導力
→具体的指示が無い割りに細かいため、往々にして部下は困る
・意志決定に不向き

■相性
○:ドライビング・目上のエクスプレッシブ
△:目下のエミアブル
×:目上のエミアブル・目下のエクスプレッシブ

■このタイプと付き合うときは・・・
・準備をちゃんとする
・選択肢を用意する
・予測される結果の保証
・計画どおりの実行保証
・せかさない
・情報を提示して時間を与える
・こっちが先に結論を出さないこと
・考え方を褒める
・網羅性がないと×
・考えが浅いと×
・必要性、利便性、実現性をいかに現実的に考えているかが重要
・優れている点の理由を明確に
「系列会社にこういう部門があるから」
「今まで培った、このノウハウを生かし」

エミアブル(自己主張弱・感情表現大)

人間関係が1番大事!というタイプです。

人当たりが良く、相手に合わせるのが得意なので、心の優しい人が多いです。

■特徴
・声にも態度にも、穏やかに感情をにじませる
・皆に目配りをしながら、同意を得るように、ゆっくり話す
・問い掛けるように、相談を持ちかけるように話す
・温和で、縁の下の力持ちという印象
・まわりの人の感情に気を使い、決断をためらう
・皆を励まし、サポートすることが得意
・緊張感のない、いい人間関係の中で、楽しくことを進める
・仕事、課題に取りかかる前に、まずは、人間関係を築く表現する

■有名人だと・・・
・徳川家康
・所ジョージ

・みやぞん

※あくまでイメージです

■漫画ワンピースのキャラだと・・

・チョッパー

■このタイプの弱み
・決断力
→八方美人になりがちで他人の顔色を見てしまい優柔不断になりがち
・意志決定に不向き(取りまとめはOK)

■相性
○:エクスプレッシブ・目下のドライバー
△:目上のアナリティカル
×:目上のドライビング・目下のアナリティカル

■このタイプと付き合うときは・・・
・信頼関係を築く
・身の上話をして同情を引く
・仲良しグループに入れる
・レッツの精神
・褒める
・周りの意見を伝える
・権威のある情報を伝える
・性格を褒める
・結論への導入が短いと不安になる
・真剣な態度が何より重要(押しに弱い)
・いかに権威があるかを強調
「最高クラスのAAA評価」
「あなただけのサービス」

以上、それぞれのタイプと対処法をご紹介しました。

タイプに合わせて、コミュニケーションを取っていきましょう。

あなたのタイプを診断ツールを利用して、調べてみる

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自分の特徴や強みを知るなら、グッドポイント診断をやってみるのも面白いですよ。

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人の特徴を知るのもいいですが、まずは自分を知ってみると新しい発見があるかもしれませんね。

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参考になれば幸いです。

それではまた!

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