ベンチャー企業に興味がある就活生・社会人
- ベンチャーで働くメリット・デメリットは?
- 裁量が大きい、スピード感があるって本当?
- ベンチャーはやめとけと言われるけど、実際どう?
こんな疑問に、大学時代に2社のベンチャー企業でインターンアルバイトをしていた僕が、
実際の経験をもとに全力で答えます。
✔︎本記事で分かること
- ベンチャー企業で働く「メリット・デメリット」
- ベンチャー企業「向いている人・向いていない人」
- 有望なベンチャー企業の探し方(就活生向けと転職者向け両方)
ベンチャー企業で働くことに興味はあるけど、実際どうなんだろうって不安に思いますよね。
周りの人に聞くと、「やめておいた方が良い」って言われることもあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際にベンチャー企業で働いた僕が、肌で感じた「ベンチャー企業で働くメリットとデメリット」について解説していきます。
全て読めば、あなたがベンチャー企業への就職が向いていそうか、向いていなそうが分かるように詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもベンチャー企業とは?中小企業との違い【定義の確認】
ベンチャー企業に就職するメリット・デメリットの紹介の前に、
「そもそもベンチャー企業ってなに?」と言われると意外と認識がずれていることがあるので解説していきます。
大手ビジネス系メディア「BOXIL」のベンチャー企業とは | 意味・定義・特徴・例・中小企業・スタートアップとの違いによると、ベンチャー企業の定義は以下です。
革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業を意味します。
規模としては、小規模から中規模であることがほとんどです。「新興企業」という意味でもこの呼び方が使われます。
中小企業との違いは、新しいサービスやビジネスを展開するという点。
従業員数の規模よりも、新しいことへのチャレンジを積極的に行なっているというのが、ベンチャー企業かそうでないかの明確な差です。
働いて分かったベンチャー企業に就職「メリット」5つ
それでは、実際に僕が大学時代に2社ベンチャー企業でインターンアルバイトをした経験をもとに、ベンチャー企業に就職して働くメリットを5つ紹介します。
- 責任のある仕事を任されるチャンスが多い(裁量権が大きい)
- 実力次第で事業責任者や新会社の社長に抜擢されることも
- 社長など、役員との距離が近く経営者感覚が身に付きやすい
- 幅広い業務に携われる機会がある
- 意思決定のスピードが速い
以下で一つ一つ解説していきますね。
責任のある仕事を任されるチャンスが多い(裁量権が大きい)
ベンチャーは一人一人の裁量権が大きいと言われますが、これはホントです。
2社のベンチャーで、働く社員の人たちを現場で見てきたなかで、実際に全員に仕事を任されるチャンスがあるなと感じました。
また僕自身インターンバイトにも関わらず、社員とほとんど変わらない仕事をさせてもらったくらいなので、意欲がある人をどんどん起用していく雰囲気が確実にありました。
意欲次第で事業責任者や、新会社の社長に抜擢されることも
ベンチャーに入社する人たちは、総じて仕事に対する意欲が高く、「起業したい」「やりたい事業がある」といった人がけっこう多いです。
有望なベンチャー企業で働けば、事業責任者や新会社の社長になるチャンスがあるからですね。
実際に僕の2社目のベンチャー企業では、新規事業の責任者や新会社の立ち上げメンバーや代表になった人を何人も見ました。
その中には、学んだ知識やノウハウ、人脈を活かして起業した人も。
こんなこと、一般的な大企業や中堅企業ではまず聞かないですよね。
社長など、役員との距離が近く経営者感覚が身に付きやすい
従業員数の規模にもよりますが、多くは社長など経営者との距離がとても近いです。
インターンバイトだった僕も、社長や専務クラスの人とメールしたり飲みに行けたほど。
経営者が見ているものやビジョン、思考のプロセスを間近で感じられるて学べるのは大きなメリットです。
幅広い業務に携われる機会がある
裁量が大きいという話と関連しますが、任される仕事の範囲は幅広く、様々な経験ができます。
社員で推進するプロジェクトのほんの一部分だけ担当するというのではなく、1人もしくは2人でプロジェクト全体を任されるなど。
幅広い業務に携わることで、汎用的なスキルが磨かれやすくなるのが良いですね。
意思決定のスピードが速い
大企業でよく言われるのが、新しいことを始めたり、事業の軌道修正など意思決定をするスピードが遅いということ。
この点において、ベンチャー企業はスピード感が違います。
経営者との距離も近いので、現場社員が社長に問題提起をして、その場で方向性が決まるということを2社のベンチャー企業で見てきました。
「意思決定スピードの速さ」も、ベンチャー企業の良い点ですね。
以上が、ベンチャー企業で働くメリットです。
ポイントは、「個のスキルが磨きやすい」ということ。
ベンチャー企業では、一つ一つの仕事が少人数で進められることが多いので、個人がより重要になってきます。
自ずと責任ある仕事を任され、その環境によって個人の能力が高められていくという風土がベンチャーの魅力ですね。
働いて分かったベンチャー企業に就職「デメリット」5つ
ベンチャー企業に就職して働くデメリット5つを紹介します。
就職先に失敗しないためにも、特にこの点はじっくり読み込んでみてください。
- 倒産のリスクが比較的高い
- 人の出入りが激しく人材が定着しない傾向あり
- 「研修制度」や「福利厚生」が整っていない会社が多い
- 仕事量や成果に対して「給料」が見合わないケースもあり
- 変化のスピードが速くて追いつくのが大変に感じる人も
結論、企業自体の安定を求める人にとってはデメリットが大きいです。
以下で一つ一つ解説していきますね。
倒産のリスクが比較的高い
ベンチャー企業は、設立から3年や5年など浅い会社が多いですよね。
中小企業庁が出しているデータによると、設立から5年で約20%、10年で約30%の会社が廃業しているとのこと。(2009年までのデータではありますが・・)
逆に設立から30年以上経つと、生存率の下がり方は緩やかになっていきます。
仮に設立5年の企業に就職すると、25年後には約50%の確率で廃業しているということになりますね。
参照元:https://next.rikunabi.com/01/closeup_1246/
かつ、ベンチャーは事業投資のために銀行からの借り入れなどの資金調達を積極的に行ってくため、失敗したときのダメージが大きい傾向。
うまく軌道修正ができないままでいると、借金返済やコスト削減のための従業員クビ切りが加速していき、廃業に追われるというケースが多々あります。
人の出入りが激しく人材が定着しない傾向あり
ベンチャーに入社する人は「起業したい人」や「転職ありき」の傾向が強く、ある程度ノウハウやスキルを磨いたら独立や転職をしてしまうんですよね。
そういう人たちは、入社の時点でそんな感じの印象でした。
それ以外の理由としては、「激務」「ノルマがきつい」「会社のスピードについていけない」などが多いですね。
人材が定着しづらい環境というのもデメリットの一つ。
「研修制度」や「福利厚生」が整っていない会社が多い
研修制度や福利厚生って、ある程度資金に余裕ができて、人材の定着や教育にお金と時間をかけられる会社がやっと充実させられるものなんですよね。
もちろんベンチャーでも福利厚生を充実させているところはありますが、どうしても少ないというのが現状です。
とくに研修制度は、ほとんどのベンチャー企業が整っていなく、現場で学ぶという意識が強く、実際に見てきてそういう印象でした。
仕事量や成果に対して「給料」が見合わないケースもあり
これはベンチャーだけに限りませんが、まだ企業の成長段階で、従業員に還元するというところまで余裕がないということが多々あります。
ブラックなところだと、ベンチャーだからまだ給料を上げられないから待ってくれと言っておきながら、経営陣だけ夜の街豪遊するという搾取するような会社も。。
せっかく成果を出しても給料に反映しないのであれば、不満は溜まっていく一方。
こういうベンチャー企業もあるのはデメリットですよね。
変化のスピードが速くて追いつくのが大変に感じる人も
ベンチャ企業はとにかく変化のスピードが早いです。
従業員が多く意思決定に時間がかかりやすい大企業とは違って、すぐに決断して動いていくので、それについてくのが大変で疲弊してしまう人も多いですね。
これはメリットにも書いたのですが、デメリットにもなり得る点で押さえておくべきポイントです。
働いて感じたベンチャー企業への就職「向いている人・向いていない人」
実際に2社のベンチャー企業でインターンアルバイトをして感じた、ベンチャー就職に向いている人と向いていない人は以下です。
- 起業するためのノウハウやスキルを身に付けたい
- 成長産業で新規事業の立ち上げなど色んな挑戦がしたい
- 企業の安定よりも、個人のスキルを磨いて市場価値を高めたい
- 安定した基盤のある会社で働きたい
- しっかりした研修制度がある会社で働きたい
- 変化するよりも、決まったことをやり続けることを好む
前の項目で挙げた、ベンチャーで働くメリット5つが「いいね!」と感じた人は向いていますね。
逆にデメリットを読んで「ムリ!」と感じた人は向いていない可能性が高いです。
あなたはどちらでしたか?
そもそも自分がどういうタイプなのか分かりきれていない方も多いと思うので、強み診断や適性診断をしてみるのもあすすめです。
自分ベンチャーに向いているかを判断するには、まず自分を知ることが近道。
自己理解のために僕が使ったツールの一つが、無料の適性検査です。
適性検査とは、自分がどんな仕事に向いているのかを教えてくれるサービス。
社会人のおすすめは、MIIDASです。(就活生向けも以下で紹介しています)
MIIDAS(ミイダス)は、適性検査に加えて自分の市場価値(適性年収)も教えてくれます。
- 無料で利用可能
- 自分の適正年収が分かる
- 転職する際の年収の目安が分かる
ちなみにリクナビNEXTグッドポイント診断も、自分の強みや適性が診断できますよ。
どちらも完全に無料ですし、適性検査はとても役に立ったのでぜひ使ってみてください。
就活生の方は、キミスカとOfferBoxで自分の強みや職務適性の診断が無料でできるので、一度試してみてください。
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キミスカ公式サイト:https://kimisuka.com/
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OfferBox公式サイト:http://offerbox.jp/studentlp/?aid=1267
ベンチャー企業の求人の探し方【就活生向けと転職者向け両方】
ベンチャー企業に就職したいと少しでも思った方は、求人の探した方を以下で紹介するのでまずは2.3サイト登録してみてください。
- digmee←ベンチャー情報多数、イベント情報も
- Good find←ベンチャーに強い就活サイト
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- ベストベンチャー100 ←成長ベンチャー情報サイト(非求人サイト
ベンチャー企業への就職が不安なら、インターンバイトがおすすめ【実体験です】
大学生限定になってしまいますが、ベンチャー企業にインターンアルバイトしてみるのもアリですよ。
実際に働いてみると、リアルな現場を見ることができるのでおすすめです。
僕自身、色んな挑戦ができて学ぶことができました。
↓インターンアルバイトは、2社ともキャリアバイトというサイトで見つけましたので、参考にしてみてください。
以上、ベンチャー企業で働くメリット・デメリットでした。
今回紹介したことは、あくまでそういう傾向があるという話なので、しっかり企業研究をして実態を探ってみてくださいね。