初めての転職は不安がつきもの。
「何から始めていいか分からない」
「転職サイトやエージェントはどこがいい?」
「退職してから活動を始めるべき?」
など、分からないことだらけだと思います。
私自身、一度転職の経験がありますが、
最初は全然分かりませんでした。
人材業界で営業をしていたので、ある程度の知識がありましたが、
それでももっとこうすれば良かったということもありました。
今日は、そんな私自身の反省点も踏まえて、
初めての転職で情報収集をしようと考えている方向けに、
転職を成功させるために一番最初にすると良いことを5つ紹介します。
やること①目標とゴールを決める
一番最初にやるべきことは、目標とゴールを明確にすることです。
ダラダラとなんとなく始めてしまうと、転職活動が長期化して、
お金と時間、労力のムダに繋がります。
以下のことを決めてから活動を始めましょう。
活動するのは在籍中か退職後か
リクナビNEXTが転職成功者1000人に行ったアンケート調査によると、
「会社に在籍しながら転職活動を行った」という方は63%
「会社を退職してから転職活動した」と回答した方は34%
ということで、仕事を続けながら転職活動を行った方の方が多いようです。
在職中に活動するメリットとデメリット
【メリット】
- 給与が減らないため経済的な不安がない
- 今の会社を続けるという選択もできる
- ブランクがない
- 妥協して転職する必要がない
退職後に活動する場合との大きな違いは、リスクが少ないということです。
金銭的な安定が続いたまま活動ができ、
「やっぱり転職やめよう」という選択肢も残ります。
安心感がまるで違います。
【デメリット】
- 転職活動の時間を捻出するのが大変
- 面接の日時が合わず募集が終わる可能性も
- 先方の入社希望日と合わず他の人に決まってしまう
- 決まるまで現職を続けなければならない
上記のようにいくつかデメリットがありますが、
やはり時間の捻出がしにくいというのが最も大きなデメリットです。
外回りが多い仕事の人は、シレっと面接いく
ということが比較的しやすいかもしれませんが、
内勤の人は休みを取らないといけなくなるので、
面接の日時を確保するのが難しいです。
そのため、長期化しやすい傾向にあります。
退職してから活動するメリットとデメリット
【メリット】
- 転職活動の時間をしっかり確保できる
- 心身ともにリフレッシュしてから活動ができる
- すぐに入社ができる
- 自分と向き合う時間が増える
やはり退職してから始める最大のメリットは、
転職活動に使う時間を十分に確保できることです。
短期間で一気に面接を受けて、すぐに決まったという人も一定数います。
私もその1人でした。
【デメリット】
- 給与収入が無くなるため、長引くと負担が重い
- 気持ちの余裕が持ちにくい
- 早く決めるために妥協してしまいがい
- ブランクが空いてしまう
本来、より良い環境に移りたいと思って転職をするのに、
退職してから活動すると、金銭的にも気持ち的にも余裕が無くなりがちです。
余裕が無くなると、企業を見る目が甘くなって「こんなはずじゃなかった」という転職をしてしまうことが得てして起こります。
自身でどちらが良いかしっかり考えたうえでスタートすることをおすすめします。
入社時期はいつを目指すか
「いつ転職先に入社したいか」の目標は決めておくと良いです。
入社のタイミングによって、ボーナス支給や社会保険の手続きの対応など、諸々変わってきます。
そういったことも考え、入社したい時期から逆算したうえで開始時期を決定すると良いです。
やること②キャリアの棚卸し
ゴール・目標を決めたら、転職サイトに登録!も悪くはないですが、
より良いのは、これまでのキャリアの棚卸しをすることです。
自分がどんな経験をしてきたか、スキルを身につけたか、仕事でどんなことが自分の喜びになっていたか、嫌だなと思ったか などです。
こういったことを振り返って考えてみることで、自分の強みや自分に合う働き方
などを考えていくと方向性が見えてきます。
経験・スキルの振り返り
仕事でどんなことをしてきたか、どんな力を身につけたかを振り返って、自分の強み(CAN)を考えてみましょう。
自分の強みって言われても・・という方は、
後ほどご紹介するリクナビNEXTのこのページで自分の魅力を診断できるので、参考としてやってみてください。
仕事で大事にしてきたことの振り返り
経験やスキルといったスペック面を振り返るだけでなく、自分が仕事において大事にしていることを考えてみましょう。
・効率的に仕事をして、早く帰りたい
・人間関係が良好な職場で働きたい
・自分の成長につながる仕事がしたい
何を大事にするかによって、転職先の選定は変わってきます。
後悔しない転職をするためにすごく重要な観点ですので、しっかり考えてみてください。
あなたが大事にすべき転職軸が明確になっていきます。
職務経歴書を書く
転職軸が決まったら、職務経歴書を書いてみましょう。
方法としては、転職サイトに登録して書くのがおすすめです。
以下で、転職サイトの登録についてと、
自身で書いた職務経歴書をより質の高い内容にするアドバイスをしてくれる、
転職エージェントについて書いていきます。
やること③転職サイト・転職エージェントに登録
まずは、転職サイトへの登録です。
転職サイトとはどんな仕組み?
転職サイトは、公募という形で企業がサイトに求人を公開。
それを転職希望者が閲覧し、自身で応募、面接をしていく仕組みです。
非常に多くの求人情報を見ることができ、かつ、自分で直接企業とやりとりをすることができます。
求人情報を探す方法として最もメジャーですね。
初めての転職におすすめの転職サイト
前職で転職サイトの営業やっていた私が、本当におすすめの転職サイトをご紹介します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTはリクルートキャリアが運営する日本最大級の転職サイトです。
常に約9000件の求人を掲載しており、幅広い業種・職種を網羅しています。
情報が多いので、私が転職活動をしていたときはメインで使っていました。
使い勝手も良く、職務経歴書と履歴書を無料で作成できるツールがあります。
エクセルとワードで出力できるので、使いまわすことが可能です。こちらから登録できます。
エン転職
エン転職はエンジャパンが運営する転職サイト。
求人数は約4500件と、リクナビNEXTより少ないですが、
全ての求人情報に「この仕事のやりがい&厳しさ」や「向いている人&向いていない人」といったことを記載しています。
職場の風景を動画で見ることができたりと、
その企業のリアルをより知ることができる仕様になっています。
記事の大きさや写真の数・文字数などの情報量も、求人企業によるバラつきが少なく、かつ見やすいサイト設計で人気です。
転職希望者のことをよく考えられているサイトのため人気です。
マイナビ転職
マイナビ転職はマイナビが運営する、リクナビNEXTと並んで日本最大級の転職サイトです。
求人数が常に約8000件掲載されており、さまざまな企業の情報を見ることができます。
リクナビNEXTと比べると、20代、30代の若手未経験採用をしている企業が多いです。
そのため、即戦力として転職したいという人よりは、異業種にチャレンジしたい、フリーターから正社員として働きたいという人により支持されています。
以上、おすすめの転職サイトです。
複数登録してみて、使いやすいサイトをメインにしていきましょう。
転職サイトへの登録をして、職務経歴書や履歴書が書けたら、添削やアドバイスをしてくれる転職エージェントに相談するのがおすすめです。
以下で、転職エージェントについて解説します。
転職エージェントとはどんな仕組み?
公開された求人情報から応募先企業を探す転職サイトとは違い、
転職エージェントは、エージェント会社からあなたに合っていそうな企業を紹介してもらう方式です。
転職エージェントに登録すると、専任のコンサルタントがあなたに付きます。
職務経歴書、履歴書の添削から、企業へのアプローチ、転職先企業への入社まで、トータルにサポートをしてくれます。
不安の多い転職では、相談できる相手がいるというだけで心強いものです。
私が転職活動をしているときも、何度担当のコンサルタントの人に励まされたか。
初めての転職であれば特に、転職エージェントの利用が本当におすすめです。
初めての転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、リクルートキャリアが運営する日本最大級の転職エージェントです。
求人を総合的に提案してくれるうえに、対応が非常に良いので登録しておいて間違いありません。
リクナビNEXTに登録した情報を連携させることができるなど、システムの使い勝手も非常に良いです。こちらから登録できます。
パソナキャリア
パソナキャリアは、パソナが運営している、多くの企業とのネットワークを保有する人材会社。
サポート体制が手厚いのが1番の特徴で、転職希望者に非常に親身です。
求人数はリクルートエージェントより少ないですが、業種・職種問わず幅広く提案してくれます。
転職が初めてという方に安心の転職エージェントなので、おすすめです。こちらから登録できます。
エンエージェント
エンエージェントは、エンジャパンが運営している、転職エージェントです。
私が以前に転職で利用したときに、最終的にはここから紹介してもらった企業に転職しました。
リクルートエージェントやパソナキャリアほどの求人数は無いという評判もありますが、そんなことはないと感じるくらい様々な企業をしてくれました。
コンサルタントとの相性が非常に良く、こちらに寄り添って提案やサポートをしてくれたので、使って本当に良かったです。
他にも転職エージェントは沢山ありますが、この3つがおすすめです。
登録して、まずは相談してみましょう。
やること④エージェントに相談して、転職の軸を明確に
転職エージェントに登録したら、面談を設定して相談してみましょう。
自分が書いた履歴書や職務経歴書を見てもらったり、どんな企業が良さそうか、どんな企業が紹介してもらえそうかなどをアドバイスしてもらい、最終的な自分の転職軸を定めると良いです。
自分だけでは知り得なかったことや気づかなかったことを転職軸に盛り込み、自分の方向性を、定めていきましょう。
やること⑤気になる企業の評判や口コミを見てみる
以前に、会社の評判や口コミを見ることができるサイトを紹介させていただきました。
人によって観点が違うので、鵜呑みにはしないほうが良いですが、
参考までにこういったサイトも確認しておくと良いです。
さて、ここまでいったらあとは行動あるのみです!
気になる企業へ応募をしてみましょう。
以上、転職で一番最初にやると良いこと5項目でした。
しっかり準備をして、転職を成功させましょう。