2004年アテネオリンピック、2008年北京オリンピックの両大会で100m200mの平泳ぎで金メダルを獲得し、競泳での日本人唯一の2種目2連覇を達成した元水泳選手の北島康介氏。
当時リアルタイムで映像を見ていましたが、今でもそのときの記憶が鮮明に残っています。
そこから10年が過ぎましたが、引退後ビジネスを精力的に行なっていることを知り、北島康介氏が現在どんなことをしているかについて調べました。
ビジネスマンとして6つの顔を持つ
北島さんは、2009年6月に株式会社IMPRINTを設立。
会社HP : http://www.imprint.jp/
元水泳選手としての経験を活かし、様々なビジネスを行なっているとのこと。
なんと、ビジネスマンとして6つの顔があることが分かりました。
アスリートのマネジメント
リオオリンピックで金メダルを獲得した水泳の萩野公介選手や、元柔道オリンピック選手の野村忠宏氏などが所属しており、彼らのマネジメント業務を行なっています。
リオオリンピックのとき、萩野選手の試合に北島さんも同行して、萩野選手の荷物持ちをしていたらしいです。
スイミングクラブ・流水プールの運営
スポーツクラブや公共のプールを利用したスイミングクラブ「KITAJIMAQUATICS」や、プライベートレッスンが受けられる流水プール「AQUALAB」を運営しています。
北島康介氏から直接レッスンを受けられるなんて、うらやましい!
ヘルスケアアプリのアドバイザー
ヘルスケアアプリ「FiNC」内で、北島さんのトレーニング動画などを提供。
また、ミーアンドスターズのCSO(最高スポーツ責任者)として、ライブ配信アプリのプラットフォームで、アスリートが企画する体験などを提供する事業にも参画しています。
トレーニング用品の輸入・販売
パフォームベタージャパン代表として、トレーニング用品の輸入・販売や、トレーナー向けのトレーニングセミナーなどを展開しています。
水着デザインのアドバイザー
「+K arena by KOSUKE KITAJIMA」(アリーナ)という、自身の水着ブランドを展開。
デザインを企画、提案しています。
どんだけ色んな顔があるんだ・・
ほんと、スゴいですね。次で最後の顔です。
東京都水泳協会理事
自身の名前を冠にした大会「KOSUKE KITAJIMACUP」を開催し、スポンサーを募って優秀な成績を残した選手に賞金を出すなど、水泳界の盛り上げ役として企画運営を担っています。
北島さん、こんなに色んな顔があるなんて、影分身の術使ってますか?
現役時代に磨いた、ビジネスに役立っている4つの力
7月号の「日経ビジネスAssocie」で、現役時代に磨いた力がビジネスに役立っていると語っています。
北島さんだからこそ説得力が半端ないです。
やり抜く力
「20年以上365日プールの底を見ながら1m1mいかに速く前に進むことを考えながら練習してきた」
そんな言葉からも、1つのことに継続して向き合い、やり抜くということが当たり前になっているとのこと。
ポイントは、「容易ではないが、頑張ればできそうな目標を立てる」ことなんだそうです。これを日々行なって、小さな成功体験を積み重ねるということが、いまの仕事にも活きているようです。
自分マネジメント力
北島さんをずっと見てきた平井伯昌コーチは、決して「言い訳をしない」しないという資質が、北島さんが自分をマネジメントできている理由だと語っています。
人のせいにせず、「責任の所在は自分にある」と考え、ライバルとの比較ではなく自分に対する絶対評価で戦ってきたからこそ、自らを厳しく管理してコントロールできるのだという。
挑戦力
「経営者という立場になっても、僕はプレーヤーとして、人が作った道ではない自分の道を切り開いていきたい」と北島さんは語っていました。
現役時代に、失敗を恐れずに挑戦し続けた情熱と、トライ&エラーの繰り返しでオリンピック2大会連続2種目金メダル獲得という前人未到の目標を達成した経験は、経営者になった今も役に立っているとのこと。
常に自分がなりたい姿をイメージし、実行し続け、実際に達成できたという非常に大きな成功体験が、いまの仕事に活きているのだと思います。
応援される力
偉業を果たした理由として、「負けたときに一緒に悔しがってくれる仲間がいたこと」と北島さんは話していました。
平井コーチからの教え通りに挨拶や感謝を大切にしていて、後輩の面倒見も良く水泳以外の人とも積極的に交流する北島さんの人間性がサポーターを増やし、競技者としての原動力になっているみたいです。
応援の力ってすごいですよね。
それだけでもパフォーマンスは変わると思います。
おわりに
スポーツ選手は何かを極める力を持っていて、北島さんの場合はビジネスでそれを活かしています。自分が決めた道を突き進む力のある人だと思うので、これからも目標高く、挑戦を続けていくでしょう。
北島康介さんは、ビジネスマンとしても「何も言えねぇ」くらいスゴかったですね。
それではまた!