- 営業に「向いている人」ってどんな人?
- 逆にどんな人が「向いていない」のだろう?
- 自分は営業に向いてるかな・・
こんな疑問に、リクルート転職サイトの営業で社内MVP受賞経験のある僕が、
実体験をもとに答えます。
営業というと、
「厳しいノルマに追われそう」
「売り込みをしないといけない」
「断られ続けても折れない鉄のハートが必要」
こんなイメージがあって、自分に向いているのか不安になりますよね。
いま現在、営業職に就いている方でも「本当に自分って営業に向いているのかな?」って思う時があるのではないでしょうか。
僕自身も新卒で営業職に就くまでは、「自分に営業が務まるのか?」とビクビクしていました。
実際はやってみないと自分が向いているかなんて分からないですが、営業職への就職を考えるにあたって、判断基準があったほうが安心かと思います。
そこでこの記事では、「営業に向いている人・向いていない人の特徴」について解説していきます。
全て読めば、自分が営業の適性がありそうか分かるので参考にしてみてください。
営業に「向いている人」10の特徴【こんな人は売れる】
実際に経験して分かった、営業に向いている人10の特徴をお話します。
あくまで傾向なので、全てに当てはまる必要はないですが、当てはまる数が多いほど、向いているといえるのでチェックしてみてください。
- 会話のキャッチボールが問題なくできる
- 人を不快にさせない身なり振る舞いができる
- 相手の話をじっくり聞ける・理解できる
- 顧客の役に立ちたいという気持ちが強い
- 成果を出したいという気持ちが強い
- 人懐っこい・可愛がられる
- チャレンジ精神・好奇心が旺盛
- 自分なりに考えて工夫しながら行動できる
- 相手の目線や立場に立って考え、行動できる
- 起業したい・経営者になりたい
以下で詳しく解説しますね。
人との会話のキャッチボールが問題なくできる
これは言うまでもないですが、人との会話のキャッチボールが問題なくできるかがまず大事です。
会話にならない人から商品やサービスは買わないですからね。
人を不快にさせない身なりや振る舞いができる
清潔感があってその場に合った格好と、相手を不快にさせない言動ができることも必須です。
人としてのマイナスな印象をできるだけ減らすことで、話を聞いてもらいやすくなります。
相手の話をじっくり聞ける・理解できる
営業=売り込みのイメージを持たれがちなので意外かもしれませんが、「話す営業」より「聞く営業」のほうが成果を出す傾向があります。
僕が前職でリクルート転職サイトの営業時代に教わったのは、「聞く8:話す2」がベストだということです。
一方的に話す営業って嫌じゃないですか?
それより、しっかり自分の話を聞いて理解した上で提案してくれる営業のほうが、むしろ自分の話を聞いてくれるんですよね。
ここ超大事です。
顧客(お客様)の役に立ちたいという気持ちが強い
高い成果を出す営業の特徴の1つに、顧客の役に立ちたいというホスピタリティ精神の強さがあります。
顧客に対して貢献したい気持ちが強いからこそ、必死に行動するので顧客の信頼を獲得しやすいんですよね。
成果を出したいという気持ちが強い
顧客の役に立ちたい気持ちが強いタイプがいる一方、高い営業成績を出したい成果コミット型のタイプも営業として活躍する傾向があります。
成果を出すためにどうしたら顧客に商品やサービスを購入してもらうかを、徹底的に考えて行動するこのタイプも営業向きです。
人懐っこい・可愛がられる
これは分かりやすいと思いますが、今まで目上の人や先輩など「人から可愛がられやすい」人は営業でも仕事を取ってきやすいです。
お客さんも人なので、気に入った営業に仕事を与えるのはごく自然なことですね。
チャレンジ精神・好奇心が旺盛
何事も前向きに取り組むチャレンジ精神や、世の中の色んな事に興味関心がある好奇心旺盛なタイプは、営業でも成果を出しやすいです。
営業では断られることが当たり前なので、失敗を恐れて行動しないでいるといつまで経っても良い成果を出すことはできません。
日々挑戦する意識を持つことが大事ですし、お客さんの業界事情や世の中で起きているなことにアンテナを張って知見を高めていくことで信頼できる営業に近づきます。
自分なりに考えて工夫しながら行動できる
営業では日々思い通りにいかないことに出くわします。
言われたことだけをやっていたり、工夫せず数だけこなすということをしていても、変化に対応できずに周りから置いていかれてしまうので考えながら動くことが大事。
相手の目線や立場に立って考え、行動できる
自分が提案した商品やサービスを購入してもらうためには、相手が何を欲しているかを理解する必要があります。
そのためには、徹底した相手目線に立つことが重要になってきます。
起業したい・経営者になりたい
ゆくゆくは自分で起業したり、経営者になりたいという人も営業向きですね。
向いているというか、営業を経験することでビジネスで大事なことを多く学べるため、経営者としての素養を磨きやすいでからです。
実際に世の中の経営者の多くが営業出身だったりするので、これは間違いないかと思います。
以上、営業に向いている人の特徴でした。
↓以下で『営業に向いていない人の特徴』についても解説していきます。
営業に「向いていない」人10の特徴【こんな人は売れない・続かない】
実際に経験して分かった、「営業に向いていない人10の特徴」をお話します。
※どれかに当てはまってしまったとしても、後から改善できるものが多いです。実際に僕自身、営業になりたての頃は何個か当てはまっていたので、絶対向いていないとは限りません。今からでも直していけばOKです。
- できるだけ1人で完結する仕事がしたい
- 人に不快を与えるほど清潔感がない
- 相手の立場や状況を考えた言動ができない
- 自分なりに工夫しながら行動できない
- 考えるばかりで行動が伴わない
- スケジュール管理ができない
- 自分の提案に自信がない
- 自分の意見を押し付ける
- 目標やノルマを追い続ける仕事は避けたい
- 毎日定時で帰りたい
以下で詳しく解説しますね。
できるだけ1人で完結する仕事がしたい
営業では、顧客や社内の事務職、業種によってはデザイナーやエンジニアなど、様々な立場・職種の人と連携して仕事を進めていきます。
なので、関係者が多いと嫌だという人は営業に向いていないです。
人に不快を与えるほど清潔感がない
営業は、見た目がすごく大事です。
イケメン・美女でないといけないという話ではありません。
容姿端麗な人の方が有利ではありますが、それよりも清潔感が超重要です。
理由は単純で、不潔な人から物は買わないですよね?
また、身なりがしっかりしているというだけでまずはマイナスの印象を与えずに済みます。
※電話営業で、顧客と対面しない営業ならこの限りではありません。
相手の立場や状況を考えた言動ができない
営業は人を相手にするので、配慮のない発言や行動をしてしまう人は向いていないです。
そういう人はお客さんを不快にさせてしまうので、提案すらもさせてもらえないでしょう。
自分なりに工夫しながら行動できない
入社してすぐに成果を出せるようなセンスがある人でも、成果が上手く出せなくなるときがたいていあるんですよね。
成果が出ないのに、上手くいかない方法に固執してずっと同じやり方で工夫もせずやっていてもだめなわけで。
自分の状況をしっかり見極めて、何が課題で、どうすれば改善できるかを考え工夫しながら行動できないと、営業では必ず苦しみます。
考えるばかりで行動が伴わない
営業には、売上を上げるために必要な行動量(電話や訪問の数など)が必ずありまして、考えてばかりで動けないと売れずに苦労します。
数だけこなせるだけで中身が伴っていないとダメですが、慎重すぎて行動できないという人はちょっと厳しいのが現実です。
スケジュール管理ができない
営業は日々、自身で行動計画を立てるのでスケジュール管理が必須です。
アポイントのダブルブッキングや、仕事の抜け漏れが頻繁に起きると信頼関係に傷がついてしまうので、こまめに手帳や予定表の更新が欠かせません。
自分の提案に自信がない
お客さんは、自信がない営業から物を買いたくないです。実際そうですよね。
声が小さくて聞き取りづらい人より、ハキハキ堂々としていてほしいし、「たぶん〇〇だと思います」より「〇〇です」と断言してほしいもの。
商品やサービスを、自信をもって提案してくれる人からなら、安心して買うことができるわけですね。
自分の意見を押し付ける
自信をもって提案をするのは大事ですが、押し付けはNGです。
お客さんの意向を無視して強引に買う方向に持っていくのは、お客さんを不幸にしかねません。
もしその傾向がある人は、営業以前に今からでも直していきましょう。
目標やノルマを追い続ける仕事は避けたい
営業職であれば、目標やノルマは必ず会社から与えられます。
売上や利益を出すのが営業の仕事なので、どうしても避けられないんですよね。
もしこれに当てはまるのであれば、営業職には就かないことをおすすめします。
毎日定時で帰りたい
営業は、残念ながら定時退社を毎日するというのは難しい仕事の一つです。
もちろん毎日定時退社ができる会社や人も少なからずいるとは思いますが、あまり期待しないほうがいいですね、、
以上、営業に向いている人・向いていない人10の特徴でした。
自分が営業に向いているか・向いていないかを客観的に診断する方法
自分が営業に向いているかを判断するには、まず自分を知ることが近道。
自己理解のために僕が使ったツールの一つが、無料の適性検査です。
適性検査とは、自分がどんな仕事に向いているのかを教えてくれるサービスで、自分が営業に適性があるかを客観的に判断できます。
就活生向けと社会人向けに分けて紹介していきますね。
新卒「就活生」の方は、適性検査がある就活サイトで診断
就活生におすすめの適性検査が、キミスカとOfferBoxです。
自分の強みや職務適性の診断が無料でできるので、一度試してみてください。
<キミスカ適性診断イメージ>
キミスカ公式サイト:https://kimisuka.com/
<OfferBox適性診断イメージ>
OfferBox公式サイト:http://offerbox.jp/studentlp/?aid=1267
実際の検査結果を見てみて、今回紹介した下記の「営業に向いている人」の特徴に近い性質が自分の強みとして出たら、適性があると判断できるかと思います。
- 会話のキャッチボールが問題なくできる
- 人を不快にさせない身なり振る舞いができる
- 相手の話をじっくり聞ける・理解できる
- 顧客の役に立ちたいという気持ちが強い
- 成果を出したいという気持ちが強い
- 人懐っこい・可愛がられる
- チャレンジ精神・好奇心が旺盛
- 自分なりに考えて工夫しながら行動できる
- 相手の目線や立場に立って考え、行動できる
- 起業したい・経営者になりたい
「社会人」の方は、強み診断がある転職サイトで診断
グッドポイント診断は、以下の通り18種類の特性から自分の強みを5つ診断してくれます。
実際の検査結果を見てみて、今回紹介した下記の「営業に向いている人」の特徴に近い性質が自分の強みとして出たら、適性があると判断できるかと思います。
- 会話のキャッチボールが問題なくできる
- 人を不快にさせない身なり振る舞いができる
- 相手の話をじっくり聞ける・理解できる
- 顧客の役に立ちたいという気持ちが強い
- 成果を出したいという気持ちが強い
- 人懐っこい・可愛がられる
- チャレンジ精神・好奇心が旺盛
- 自分なりに考えて工夫しながら行動できる
- 相手の目線や立場に立って考え、行動できる
- 起業したい・経営者になりたい
MIIDAS(ミイダス)は、以下の通り分かりやすく職務適性を診断してくれます。
どちらも無料なので、一度試してみましょう。
営業は「口が上手い」人が向いているとは限らない【口ベタの僕でも成果を出せた】
営業って、口が上手い人が向いていると思っている人も多いのですが、必ずしもそうではないんですよね。
実際に僕は前職の営業で年間新規開拓MVPを受賞した経験があるのですが、圧倒的に口ベタです。
口が上手くなくても、営業で成果を出すことは可能なんです。
じゃあどんなタイプの人が成果を出す傾向があるかというと、以下3つのタイプです。
- 人懐っこくて、様々なお客さんから気に入られるタイプ
- ハキハキ堂々としていて熱意があり、人間力が高いタイプ
- ロジカルで理路整然と話すことができ、説得力があるタイプ
実際に営業で成果を出している人は、上記3つのどれかには当てはまっていたんですよね。
僕自身は、お客さんから気に入られるのは時間がかかるタイプだったので、3.なら頑張ればできると思ってそこを重点的に伸ばして営業力を強化しました。
この点に関しては、実際に営業として仕事を始めてから見極めていけばいいと思います。
さいごに:営業に向いている・向いていないはあくまで傾向【日々の努力が一番大事】
振り返りとして、営業に向いている人・向いていない人の特徴を再掲しますね。
- 会話のキャッチボールが問題なくできる
- 人を不快にさせない身なり振る舞いができる
- 相手の話をじっくり聞ける・理解できる
- 顧客の役に立ちたいという気持ちが強い
- 成果を出したいという気持ちが強い
- 人懐っこい・可愛がられる
- チャレンジ精神・好奇心が旺盛
- 自分なりに考えて工夫しながら行動できる
- 相手の目線や立場に立って考え、行動できる
- 起業したい・経営者になりたい
- できるだけ1人で完結する仕事がしたい
- 人に不快を与えるほど清潔感がない
- 相手の立場や状況を考えた言動ができない
- 自分なりに工夫しながら行動できない
- 考えるばかりで行動が伴わない
- スケジュール管理ができない
- 自分の提案に自信がない
- 自分の意見を押し付ける
- 目標やノルマを追い続ける仕事は避けたい
- 毎日定時で帰りたい
以上お伝えしていきましたが、実際は営業に「向いていない」と思っていた人が高い成果を出すこともあるし、その逆もしかりです。
なので、「向いている・向いていない」というのは傾向でしかないんですよね。
僕自身、営業を始めて1年半くらいは営業に向いていないと思っていたのですが、なんとか努力していたら社内で表彰をもらえるまでになれたので。
それでも、今回お話しした内容は概ね当たっているとは思うので参考になっていたら嬉しく思います。